第57回「等迦展」へ関東六華会有志で

       国立新美術館(東京六本木)は絶好の絵画日和

 

  

会場入り口看板
   会場入り口看板

 快晴の2月13日(木)、蒲原 勝美さん(電気s38)が会長を務める、第57回等迦展(国立新美術館)へ行ってきました。「等迦展」鑑賞も10年になり、蒲原さんが会長になって3年目、その間に開催した個展を含め、蒲原さんの作品に接してきました。

 前回も記載しましたが「等迦会」は、大正11年(1922年)、東京美術学校(現東京芸術大学)西洋画科の卒業生が、大正15年(1926年)に「等迦会」と命名し、東京上野松坂屋に於いて、第1回等迦展が開催されました。戦中は休会をよぎなくされたものの、昭和40年(1965年)に再興された。今までのグループ展から発展し、新進画家に発表の場を提供する公募美術団体として昭和53年(1978年)第11回等迦展は公募1回展として東京都美術館にて開催され、記念すべき公募第1回展として充実した展覧会となったようです。

 蒲原さんは設立当初の大先輩の夢と意思を継いで歴史ある「等迦会」事務局長を経て、会長に就任し重責を果たしております。

力作(アヨロの海岸)の前で蒲原画伯
力作「アヨロの海岸」の前で蒲原画伯

 今回は、坂本元会長(電気s31:蒲原さんが勤めていた会社雪印の先輩)、雨野さん(電気s34)、山崎さん(工化s35)、石堂前会長(土木s39)、吉田前副会長(電気s39)、小野寺幹事長(電気s45)と私の「関東六華会」メンバー7名で行きました。

 この日は、蒲原さんが勤めていた会社の上司先輩が数人来られており、坂本さんと蒲原さんは対応でお忙しくされておりました。これからの蒲原さんのご活躍を祈念しております。

山崎さん 坂本さん 小野寺さん              石堂さん 駒米さん 吉田さん 雨野さん
        集合写真

 今回の作品「アヨロ海岸」は、蒲原さんの故郷、白老町虎杖浜にある白老のビューポイントのひとつ。朝日、夕日が見え、荒々しく削られた岩と、太平洋の波が作り出す景色は、独特のもの。季節に応じて変わる海岸の表情は、白老の奥深さを物語っているかのようです。

 近傍では珍しく、護岸などの人工物がほとんどない砂浜。ポンアヨロ川の河口となっており、アヨロ鼻灯台やカムイエカシチャシ、ポンアヨロ遺跡なども近くに存在し、アイヌ文化の遺跡が数多く発見されている文化的にも貴重な地域で、周辺にはアフンルパロ(あの世への入り口)などがあります。

  • 2025年2月19日
  • (顧問 駒米 隆)