散策(春) 『鎌倉-源氏ゆかりの地を訪ねて』
野本雅起(機s43卒)
本文中の散策地に番号を付けましたので、散策MAPの番号と照らし合わせてお読みください。

4月8日(水)9時30分、絶好の春日和の鎌倉駅に例年より少なめの総勢6名が集合。
今回もまた櫻井さんにガイドをお願いし、準備して頂いた栞を手にしゅっぱ~つ~!
先ずは「段葛」へ、満開は過ぎたものの桜の花びらが舞い散り、また時間が早かったのと平日が重なり人出は意外にまばらでした。
【⑥段葛】はスタートの二の鳥居地点は幅が4mで500m先の三の鳥居に向かって徐々に狭くなりその幅は2.7mへ、これは遠近法によって実際の距離より長く見せて防御面で敵を欺く目的があったそうです。
そして鎌倉のシンボルでもある【⑦鶴岡八幡宮(ご祭神は八幡大神とされ頼朝の信仰の元、諸国の武士が国中に八幡大神を祀る神社を建てた)】へ、源平池や静御前が舞ったとされる舞殿を巡り、大石段をやっとこさと昇って本宮にて参拝をし、そして元々の本殿であった若宮へ。続いてその横にある【⑨白旗神社(政子が創建し頼朝公と実朝公が祀られている)】は黒塗りの社殿が印象的でした。流鏑馬の馬場を通って横浜国大の付属小学校の敷地の縁を回りその一角にある【⑧大蔵幕府跡(頼朝が征夷代将軍に任ぜられ屋敷敷地内へ大御所などを建て武家政治の中核とした地)】へ、ここは跡地を示す案内標識を見ながら源氏3代続いた幕府に思いを巡らせました。
徒歩で程なく【⑩頼朝の墓】、そして【3つの近世墓(鎌倉幕府御家人の毛利季光、大江広元、島津忠久の墓所で近世(江戸時代)に造営された)】とお墓巡り。でもこのお墓は100段近い石段の上にあり昇ったのは約2名、残りは案内板の所で休憩を兼ね待機。
次は【⑬荏柄天神社(菅原道真公をお祀りし古くは荏柄山天満宮と称し、大宰府天満宮、北野天満宮と並ぶ日本三大神に数えられた)】三大神の一つとは思えないこじんまりとした神社でした。境内には「絵筆塚」があり多くの漫画家の名前と代表作が描かれたプレートが貼ってありました。中には小島功(黄桜のカッパ)や藤子F不二雄(ドラえもん)もありました。「三大神のひとつなんだ!」「もっと知られても良いのに」と語らいながら後にしました。
そしていよいよ昼食へ、朝9時半にスタートしてから歩き詰めだったのでお腹はペコペコ、場所は「手打ちそば鎌倉宮前」。水曜は定休日なのですが櫻井さんの顔で予約済み、美味しい手打ちそばと鎌倉ビール(篠原さんが提供してくれました)で空腹を満たしました。
さて充電も完了しイザ!【⑭鎌倉宮(祭神は後醍醐天皇の息子護良親王で鎌倉幕府を倒し征夷大将軍に任ぜられたがその後足利氏と対立し幽閉された。明治2年明治天皇が自ら創建し鎌倉宮と定めた。歴代天皇で天皇自身が創建した神社はここだけ)】拝観経路には護良親王最期の地となった土牢がありました。丁度参観にいらした年配の女性達と土牢を見つめつつ「食事はどうやって?」「トイレは?」「風呂は?」等と現実的な心配をしました。また鎌倉宮の鳥居は上部が赤、下部は白の珍しい配色でした。これは白が純真無垢、赤が真心を表し護良親王の精神を象徴しているそうです。
歩を進め【⑪永福寺跡(奥州攻めで亡くなった武将たちの鎮魂の為に頼朝が建立した寺院の跡)】今は公園化され建物の土台や池が残っているだけですがQRコードからAR画像で当時の建物や池に掛かる橋等の様子を見る事が出来ました。
ここからは路線バスに乗り八幡宮近くで降車し最後の目的地【③寿福寺(北条政子が夫頼朝を弔うために明庵栄西を招き建立した。栄西は禅宗を世に広めた他、中国から茶の種を持帰り日本中に茶を広めた事でも知られる)】ここまで来るとさすがに観光客も少なく木立に囲まれた墓地の間を抜け、階段を昇り「政子と息子実朝のお墓」へ。
そのお墓は「やぐら(矢倉、窟)」と呼ばれ鎌倉から室町時代にかけて丘陵山腹の岩盤をくり抜いて納骨・供養の為に作られた横穴式の施設で当時は武士や僧侶など裕福な層の人々のものでした。中世の死生観や埋葬文化を現代に伝える貴重な遺産です。しかしここの「やぐら」はお墓の所在を示す「政子のお墓」の標識の文字も色あせて柱から地に落ちていました。
頼朝のお墓、近世墓、そしてこの政子のお墓は見学路に枝が散乱していたり、標識も色あせていたりとメーンの観光コースから少し外れると手入れが行き届いていない様に感じ侘しい気持ちになりました。
鎌倉幕府-源氏ゆかりの地を語る上では重要な遺跡と思われるので大切にして欲しいと思いました。
寿福寺を後にして一路懇親会の会場へ、途中鎌倉のお土産の定番「鳩サブレー本店」に立ち寄り物色し小町通り、段葛を横目に歩きましたが朝とは大違いで大勢の観光客でごった返していました。
会場の「鎌倉食堂」に到着した時には私の万歩計は10kmを超えていました。櫻井さんには腰が万全で無い中を全行程徒歩でのガイドをやって頂き感謝申し上げます。
執行部としてはもっと多くの会員の皆様に参加して頂きたく、今後も企画の向上に努めますので是非参加をお願いします。
















