歴史散策「八王子千人同心と新選組」に参加して
熊倉光男(電s43)
今回は、「八王子千人同心と新選組」のテーマで、晴天で散策日和に恵まれた11月17日(日)、京王線高幡不動駅の改札口に16名が集合しました。残念ながら篠原会長が体調不良で欠席でしたので、野本副会長のご挨拶の後、櫻井さんから今日の散策予定の説明がありました。
盛り沢山の内容で期待が持てます。なお今回は櫻井さんの息子さんがカメラマンとして特別参加されました。早速、徒歩5分で「高幡不動尊」に着きました。参道は11月中旬とは思えない暖かさで、コートを脱いで歩く人もいました。七五三参りの家族も多く、出店も出ており賑やかな参道を通って「大日堂」にお参りをしました。「大日堂」は「鳴り龍」と呼ばれ、龍の絵が描かれた天井の下で手を打つと「ジーン」と響く事が知られています。手を打って予想以上に大きな鳴き龍を神妙に聞いていました。裏手には近藤勇と土方歳三の位牌がありました。
また、裏の山は新選組が紅白に分かれて戦い、腕を磨いた場所でもあります。
次の目的地、「土方歳三記念館」には福澤さんと菅原さんに運転をお願いし、レンタカー2台に分乗し向かいました。近くのファミリーレストランに駐車し、土方歳三記念館に入ると、日野道場による「天然理心流」の演武を見学する事が出来ました。

有段者による演武は迫力があり緊張して拝見しました。最後に真剣による藁の試し切りがあり、見事な切れ味に驚きました。貴重な体験でしたが、これも櫻井さんの事前準備の賜物であり、大変感謝しています。
記念館の開館時間まで空き時間があったので、ファミリーレストランで昼食後、再び土方歳三記念館に入り、歳三が五稜郭で戦死した時、帯同していた「愛刀・和泉守兼定」を拝見しました。
戦場での激しい戦の後が刃先に残っているとの事でした。
次に日野市指定有形文化財である「日野宿本陣」を見学しました。日野宿本陣は佐藤彦五郎の屋敷で、天然理心流の道場でもありました。また、新選組が着ていた鮮やかな青色の羽織も展示していました。入口には「明治天皇日野御小休所跡及建物附御五膳水」と書かれた立派な記念碑が建っていました。
次に歩いて「佐藤彦五郎新選組資料館」を訪ねました。佐藤彦五郎は新選組の結成から、新選組の皆がいなくなった後まで、長い間ずっと新選組を支援しました。
「日野宿本陣」から歩いて5分くらいの所に「井上源三郎資料館」がありました。源三郎の兄、井上松五郎は八王子千人同心組頭を務め、弘化2年に天然理心流免許を習得し、日野で近藤勇・井上源三郎・沖田総司・土方歳三等に天然理心流を教えました。

天然理心流は「天地人の三理に基づき武術を修め、心は一誠を以て天地の公道を極めるに存す。即ち、忠・孝・仁・智・信・剛の七道を修るを本領と為す」との教えです。
最後に、レンタカーに分乗し調布市にある近藤勇の生家と墓がある龍源寺に向かいました。近藤勇が生きた当時からある2本の大銀杏を通り、墓前に手を合わせて激動の人生に思いを馳せました。近藤は「ひたすら君恩に報いよう、私心ではなく、公の気持ちが誠で、その誠を尽くす」との武士道を実践した武士でした。

日野市から調布市に移動しながら、新選組と天然理心流の深い関係を秋晴れの中で学び、最後に調布駅前の居酒屋で喉と疲れを癒し親睦を深めました。
今回の散策の準備や現地のガイドをして頂いた櫻井さん、一眼レフカメラを持参し同行、すべての写真を撮影してくれた櫻井さんの息子さん、レンタカーの運転をして頂いた福澤さん、菅原さん、大変お疲れ様でした。誠にありがとうございました。