
第63回「満月写真クラブ」写真展 訪問記
雨野さん出展4作品

10月23日(木)、川越西文化会館(東武東上線霞ヶ関駅北口徒歩12分)で開催の、雨野 勝彦さん(電気s34年卒)が会長を務める「満月写真クラブ」第63回 「満月写真クラブ」写真展に、坂本 敏弘さん(電気s31年卒)、山崎 眞稔さん(工化s35年卒)、筆者の3名で訪問しましたのでご紹介いたします。
全国各地の四季折々の魅力的な風景写真、昔から続く伝統的な日本の「祭り」の臨場感にあふれた迫力のある写真、シャッタータイミングをずらしたのでしょうか、緊張感が緩んだタイミングでの自然な笑顔の表情豊かな人物写真、野鳥の獲物を確保した時の絶妙なタイミングの写真等、何れも素晴らしい36点の作品が出展されていました。

雨野さんの力作4作品をご紹介いたします。
写真各所の淡い青色部分は額縁のガラスに明かりが反射したものです。
素人目線で感想を一言。
1.水鳥郷公園の朝(川越市)
雨野さんのお話では、中央やや下湖面に写っている盃のような光は、カメラのレンズに朝日が反射したもので、肉眼では見られないとても珍しい写真で、殆どこのような偶然を目にすることは無いそうです。
水鳥の郷公園(みずどりのさとこうえん)は、大規模住宅地開発に伴い設置された雨水調節池の周囲を散策路として整備した公園で、池の内部には出島があり、多くの水鳥の休息、営巣地となっています。

2.飛騨の里(岐阜県高山市)

手前に人物とかがり火が写っていることにより、遠くにある雪を頂いた合掌造りの古民家との間に奥行き感が生まれています。
また、ライトアップに照らされ淡い青色に染まった夜の闇に浮かぶ合掌作りの古民家、その奥の暗い背景と相まって、飛騨の里ならではの特別な幻想的で美しい光景が広がっています。
3.小畔川朝(川越市)

両岸が暗く川筋がクッキリ手前から奥へと次第に細くなり、遠近感が良く表現されており、一番奥には両端の樹木が川筋を招くような空間を作り、朝日が昇って明るくなってくる様子に時間差が感じられ、とても魅力的な写真になっていると思います。
小畔川(こあぜがわ)流域には、川や公園での遊び、歴史や自然散策に適した場所が随所にあります。
4.浅間山(長野県)
浅間山は、晴れた日の雄大な景色はもちろんのこと、曇りの日や薄暗い中でも、雪をまとった稜線が際立って見える光景もまた格別な美しさがありますね。
また、浅間山の冠雪と手前の麓の暗い部分のコントラストが季節の移ろいを感じさせ、絶景を生み出しています。



午後1時過ぎに会場を後にし、駅前のレストランで遅い昼食をとり、昔話に花を咲かせ楽しい一時を過ごし帰路につきました。
雨野さん、お忙しいにも関わらずお世話いただきありがとうございました。来年の春にまたお邪魔いたします。
- 令和7年11月10日
- 記:吉田 秀夫(電気s39年卒)





